国際禅芸文化交流会「禅芸」2日目
今日は、1788年に建てられた重要文化財「奥家住宅」を会場に、
花、書、茶道、琴、尺八など和文化が披露された

中でも「江戸千家」の披露を前に
講師に話を聞いて感動・・・
20年も前から外国人に日本文化を伝えておられる


「水を入れます」「蓋を閉めます」なんてことをいちいち訳していたときもあった
「どうせ外国人なのだから」となめてかかっていたときがあった
しかし、違う
外国人は本気で勉強して向かってくる
そして、水だ蓋だと説明しなくても「茶道」から伝わるものがあるのだと
その感覚は、伝わるもの、言葉はいらないのだ
そう分かってからは
「茶道」を世界共通のことばにしたい、と思うようになったそう


コロナ禍で、弟子がマンツーマンで稽古をしてほしいと言ってきたとき、
「お茶は癒やしの場、心の内を吐き出す場である」と悟ってからは
その気持ち、優しさこそ「平和を築く」と思い、
非日常を日常とし、日々の生活に取り入れてほしい、と・・・

日本文化、伝統文化は、特別なものではなく
本来は、私たちの生活にそっと馴染んで、寄り添って、当たり前のようにあるものなのだから
ゴールなく、それを伝え続けていくことだ

私はそんな言葉を聞けただけ、幸せだなーー
何と心豊かで実りの多い2日間だったでしょうか(^^♪

さらには!
素晴らしいお茶碗が並んでいて「これいいな」と思っていたら
すぐそこに作家さんが!!
イベントの会場となった西光禅寺に寄贈された品だそうで
こんな場所で使われたら感無量だったでしょう