趣味で写真を撮り始めて5年くらいだろうか
今も昔もコンテストにしか興味がない
秋はさまざまなコンテストが開催される
小説を書くのと同じくらい燃える
写真クラブに2つ所属していて、写真展にも関わる
年2回の写真展とは別に、小さな展示も数回あるから、年に20回くらいは作品を披露していることになる
たまに「見たよ」と言われるとうれしいけれど、写真展にも、人の反応にはあまり興味がない・・・
春に、急に撮影依頼があった
猫の撮影をしてほしい、いち早く猫の里親を見つけたいということで
私は必死でシャッターを切った
1匹2匹の話ではない
数えきれない数の黒っぽい生き物がうごめく部屋・・・
ボランティアさんたちの相当の努力によって、そこにいた猫たちの行先が全て決まったと聞いたときは、もう、ただたた頭が下がる思い・・・その頭数を知っているだけに・・・
半年以上が経ち、そのときの写真を見せてほしいと言われた
動物愛護、保護犬猫啓発の写真展に使うそう
真実は何よりも伝わると思うから、下手くそなわたしが撮った一枚でも、それが役に立つのなら・・・
「写真の力」とか「心動かす一枚」とか、そんな大それたことはさらさら求めていなくて
でも、何かしら意味のある写真展になる気がしている
貴重な経験をさせてもらった