週末は取材に出掛けた
帰り際、私のことを知っているらしき人が声を掛けてくださった
「市民文芸読みました」と
一席になった受賞作が掲載された本は、書店で販売されているが1600円もする!
その中にある私の受賞作は、原稿用紙で50枚ほど
わざわざ購入してくださったのだろうか?

「映像化したらいいのに」「映画になったらいいのに」
私もいつもそう思って小説を書いているので、
その思いが伝わっていることがうれしかった
「ほかにはないんですか?どこで門田さんの小説が読めますか?」

入賞作のうちあと2編は、有料の本になっているし、もう1編はkindle出版しているけれど
申し訳ないのでそうはいわず
今度、手元にある短編集を持参しようと思った

私が著名なプロの作家だったら売るんだろうなーーー

「やっぱり小説家になりたいんですか?それとも趣味で?」
「いやーー、もちろんプロの小説家になりたいですよ!でもなかなか・・・」
「好きな作家さんって誰ですか?」

受賞作を介して、こんな話ができるのも
受賞したことを新聞に書いてもらったから・・・
でないと、小さい賞の受賞だけでここまで興味をもってもらうことなんてない

ささいな声掛けでも、創作意欲につながる
とーってもうれしいお声がけでした

新聞はオワコンとか、斜陽産業とかいうけれど
ネットの署名記事よりテレビのテロップより、新聞のほうが反応がある
小さい投書でも、今でも「載ってたね」と声をかけてもらう
新聞はまだまだ力を持っていると思う
幼いころから慣れ親しんだ、私の一番好きな媒体だ