占いでは必ず「母方に縁がある」といわれてきた
その通り、母の実家でもある両親の近くで仕事をし、結婚し、家を建てた
車で片道10分だし、孫たちも行こうと思えば自転車やバスで行ける
行けばそれはそれは・・・ギューギューに詰まった冷蔵庫から「あれも食べて」「これも持ち帰って」と・・・
買い物は好きなのだろうけれど、とくに食べたいものでも、必要なものでもないのだろう
いや、最初から孫のために用意してあるのだろう
冷凍庫にはアイスクリーム、冷蔵庫にはジュース、日もちするお菓子もたっくさん
季節の新鮮野菜は玄関に置いてあることもある!
そして「この日に帰る」といおうものなら、そりゃーおおご馳走だ
母の料理は、そりゃイタリアンやフレンチとは違うかもしれないが、もう最高のひとこと・・・
ミシュランが、星が、有名シェフが何なのだ、ただただ、この味が食べたい
そして孫にお小遣い
「おかあさん(=私)にはあげられなかったからね・・・」
私が高校生になるとすぐにバイトを始めた
小遣いなんてもらうものではなく、自分で稼ぐものだと思っていた
生活は厳しいのはよくわかっていた
それでも苦労して払ってくれたものがあるはずだ
新品の制服を着て、指定カバンを持って、卒業できたのだから
「してあげる幸せ」ができなかったぶん
孫に「できる」喜びがあるのだと思うから、お小遣いは遠慮せずもらいなさーい
そのぶん、私が返していけばいいのだと思う
いま76さい
いつまでも元気で幸せに過ごしてくれたら、それでいい