「長女」「介護」「恋愛」このへんがうまくミックスされていた
篠田節子のしっとりした(じっとりした?)世界感が好き
読んでみてよかったと思う、間違いがない
一度会ってみたい!!

好きな作家を5人挙げてと言われたらそのうちの1人!
少し前まで「好きな小説は」と聞かれたら篠田節子の「女たちのジハード」を紹介していた
(第117回直木賞受賞作)
そのとき、こんな小説が書きたいと思ったし、今もそう思っている


この本を読んだとき、私はTHE会社員で、毎日まいにち辞めたいと思っていた
(今思えばさっさと辞めておけばよかった)


そして5年後に転職を果たし、夢の業界に就職するわけだが
夢の世界は本当に毎日が夢で・・・
そして、レベルが高いので、しょーーーもないことをするアホなんていなくて
全員が全員、尊敬する人たちばかりで
隣の席では、売れっ子タレントのCMが完成していて
その隣では、明日配布されるチラシが完成していて
私の席でも、全国の朝刊に掲載される新聞広告の原案があって・・・
私は何もできないままに、0時を過ぎても働いていた
それでも辞めたいなんて1日も思わなかった
自分のスキルが足りず申し訳ないことや悲しいこと、悔しいことは山ほどあったけれど
できればずっといたかった

いま、絶賛就活中の娘にも「いやならすぐにやめなさい」と言っている
だって人生限られているのに、いやいや生活するなんてバカらしい
いつでもチャレンジできる、と言ってある
私は当時、カバンに履歴書を入れて
毎日のように転職雑誌を眺めていた
5年いたのは、成績がよかったから
成績優秀者の海外旅行(オーストラリア)にも1週間行かせてもらった
ボーナスだって高額だった
でも、辞めたかった
自分はこんなことをしていてはダメだと365日思っていた
すぐに見切っていればよかった

偶然だけれど、篠田節子のデビュー作「絹の変容」は
「女たちのジハード」より先に読んで、ものすごーーーーい怖かった( ;∀;)