茶道をはじめて何年になるだろうか?

会社員時代に3年くらいやっていて、茶室である本格的なお茶席にも着物で行ったし、お免状ももらったし、1万円とはいわないが、初釜にも呼ばれた

けっこうマジにやっていたのだ!!!!

当時、一番仲良しだった友達が茶道をはじめて、あわてて私も・・・笑

彼女にあって私にないのが「品」だったから

 

時は流れ・・・住まいも一緒に住む人も家族の人数も変わった

家を構え、子育てに余裕ができて、ふたたび茶道を再開した

 

今度は「品」を求めるのではなく・・・

おもてなしの精神、人の優しさや気遣い、そういう内面に感動している

先生は、あえて口にしないけれど紅白の椿を飾ってくださり、

お菓子にひな人形をかたどったものを出してくださり、

絶対ダメであろう茶室にカメラを持ち込んで撮影OKと言ってくださり・・・

そんな仲間うちで学ぶのは楽しい

ただ、楽しい(ときどきおいしい)

逆に言えば、もう点前の順番など覚える気がないのだ(先生ごめんなさい)

先生もだんだん年を重ねられる

「こんな年寄りのところに皆さんが来てくれて、それだけでうれしい」とおっしゃる

先日の茶会では、おお笑いしていたら、ご主人が妻である先生に「幸せだね」とぽろりとおっしゃった

ツールは茶道でも何でもいい

何かを介して心が通うお仲間がいることが、何より幸せではないか・・・

そんなことを思ったお茶会であった