昔むかしのテレビのほんの一瞬のトーク

タレントのタモリさんを「タモリさん」と呼ぶのと「タモさん」と呼ぶのでは、その一文字にものすごーーーい壁があるんだと
いい表現、いい感覚
残念だな、誰が言ったんだろう
そもそも芸能界に疎いので、そのとき聞いても覚えていたかどうか・・・だが

時は流れ社会人になったときのこと
とある重鎮を、普通はフルネームで呼ぶが、新人くんが「●さん」と、4文字中のうえ2文字だけ使って呼ぶようになった
その重鎮、飲みの席で「あいつはオレのことを●さんと呼ぶんだよ」と愚痴っていた
うれしそうだったのか腹立たしかったのか、私には分からなかった
が、2文字つけるかつけないかで、人はそう思うんだ・・・と改めて思った

私なんか、フルネームで呼ばれるか、ちゃん付けで呼ばれるか、そもそも呼び間違いか、どれかだけど!笑

そんなこんなで、言葉はたった1文字でも大切なのだと思う
会話をしていれば、声色などで愛があるかないか分かるが、メール上ではどうだろう
例えば、了承したとして、「はい」「了解」「Yes」というひとことを返せばいいのか?

大変お世話になりましたとか、そんな言葉がほしいのではなく、
せっかく言葉を扱う人間なのだから、何か気持ちを添えようよ
うれしいの?いやなの?不快なの?ラッキーなの?それとも・・・

旅行に行って土産を買うとき、その人のことを思い出すように
メールを書くときも、その人のかおを思い浮かべて
愛のある文章を綴りましょうよ
愛とまでいかなくていいから、自分の心が伝わる文章を

いや、求めてばかりではいけない
まずは自分から・・・

写真はJR比婆山駅「美古登郵便局」のバラ 20230519