100年近く続く老舗で、高齢の夫婦がパンを作り続けている
耳が遠かったり、足が痛かったりして、一つお願いするのも申し訳なく・・・
それでも、古い機械をフル回転させ、パンを焼いているシーンや梱包シーンを見せてもらった
すると、3代目になる(はずの)息子さんが、仕事から帰ってこられた
継ぐ気はなく、会社員として働いているそうだ
きっと「今日は取材なのだ」と聞いて心配して来られたのだろう、遠慮がちに口を挟まれる
言葉の端々に両親を尊敬していることが伝わってきた
家業を継がなくても、両親の生き方を認め尊敬するだけで、十分、十分素晴らしい
それすらできない親子はたくさんいる