便箋、封筒、一筆箋、メモ帳、はがき、付箋・・・
私は基本的に「紙」が好きでたっぷり持っている
好きな写真を絵ハガキにしたこともある
人よりは出会いが多いし、お世話になることもほんとにたくさんあるので
せめて・・・せめてお礼状は欠かさずにいようと思っている
切手も、記念切手をスタンバイ
季節に合わせた、その人に合った切手を貼るようにしています(できるだけ)

お礼状なので、出したら終わりでよいと思っているけれど
たまにお返事をいただくこともあり、うれしいなーと思う
とくにうれしかったのは、取材後に「また来てください、車はいつでもおけます」という文言に続けて「なかなかの好々爺に撮っていただきました、私の人生で一番いい写真です」と写真の感想が書いてあったハガキ
しかも裏には水彩で絵が描かれていました
カメラマンとして、「人生で一番いい写真」と言われることは、もうないかもしれない
出会いに感謝するとともに、そのようなリップサービスをしてくださったことも、
水彩の絵も、ハガキを出してくだっさったことも、すべてすべてうれしかった
それから少しして、その家の娘さんから電話があり、亡くなったことを知った
さらには「父の笑顔の写真がほしい」とおっしゃる
たった1枚残っていたデータから焼き増しして、お悔やみの言葉とともに送らせてもらった
あとから過分な図書カードが届いて「お子さんがおられるって言ってたでしょう?ぜひお役立てください」とあって、取材中の雑談を覚えておられたんだなーーと感動しました
私が撮った写真が、ご遺族の癒しになっていたらいいな・・・
今もそのハガキは、家の一番いい場所に飾ってあります
絵具って退色しないんですね
私の記憶も色褪せません

そして、先日事務所に届いたのが
クライアントの担当者さまからで・・・
私のほうが礼状を出さないといけないのに、きれいな字で封書をいただき恐縮っ
しかも広島の記念切手が貼ってある
これ高いやつだし!!

メールやSNS全盛期
封書で送りますなんていうやり取りは、どんどん減っているけれど
一通でここまで思いが通わせられるなんてすてき
感動には手をかけた「時間」があるからだと再認識します
感謝♡