前日の疲れは

車中泊で癒されるはずもなく・・・

重い体を引きずって四阿山へ

これがいけなかった!!!

四阿山は、比較的初心者向けとされていて
5時間程度かな♪と思っていたら・・・
まさかの8時間もかかってしまった
道は濡れ、岩場の連続で足をとられ、手をとられ・・・
疲労が蓄積
休んで休んで、最後には撮影する気力もなくなる
カメラを手にする元気がない、力がない
ハエが顔にとまっても追い払う(手を上げる)力がなくなったとき
「飢餓難民てこんな感じなのか」などと・・・
ちょっとだけ命の危険も感じたりして・・・
そのあたりにくるとすれ違う人たちが「あと少し」と声をかけてくる
2000Mを超え、頂上が近い(らしい)
一瞬、吐き気を感じて踏みとどまる
母がかつて乗り物酔いがひどい私に「酔う酔うと思うから酔うのだ」と訳の分からないことを言うていたが、そのとおり
つまり「病は気から」と母は言っていたのだ
そんなことを思いながら「足を前に進めるしかない」
もしくは「下山するしかない」
山の上は2つしか選択肢がないのだ

あと少し、あと少しと気力をふるって登る
最後は道がなだらかなので何とか・・・
が、しかし、ここでも異変がっ!!!!
目の前のあらゆるものが違うものに見える「幻覚」
木の枝は全て蛇に見えてくる
前を行く登山家の足の影などが、生き物に見えて驚く

これは・・・
これも高山病の一種だろうか

そんなことを考えていたら山頂についた
山頂は何と!群馬県だった!

甘いものをチャージして復活!

下りの道も足と手をとられてさんざんだったが終わりが見えてくると元気になる
いや、きっと空気が違うんだろう

「山はなめてはいけない」ってこういうことだな
2日で3座が限界だと知った登山DAYでした