かれこれ15年くらい前のこと。

子どもの習い事の先生が、教え子から何かお土産をもらってぽつりと
「お土産をもらうのはうれしいよ、その瞬間先生のことを思いだしてくれたってことだから」
とおっしゃったのを、いまでも覚えている。

そうか、お土産、贈答品の類は、相手のことを考えて選ぶよなあと納得した。

例えば「ビール」ならいい、というものでもない。
アルコールを飲まない家もある。

お菓子ならいいのか?あんこが嫌いな人もいるから和菓子も難しい。お年寄りにはせんべいはやめておいたほうがいいのかなどなど、確かに考えてしまう。

かつて日本には「お中元」「お歳暮」の文化があった。
私が会社員になった当初、上司にお中元をする、という慣例がギリギリ終わっていた。
昔は「あのお宅には●●を」と決めていたり、嗜好を知っていたりしたのではないだろうか。

人にお礼の品を選ぶときは苦労する。
「〇さんて、飲む人?」「甘いもの好きかな?」とリサーチすることもある。
私なら、アルコール以外は花でも団子でもスイーツでも、何でもうれしいのに。

話がそれたが、今日まで利用可能なクーポンがあったので、スタバへ行った。
クーポン以上のドリンクを買い、ふと見るとクリスマス柄のスタバカードがあるではないか。
お礼の品は何にしよう、と思っていたので、これだ!!と飛びついた。

たった300円のクーポンを使い、4000円近く使った。

自分のことは5円でもけちけちするが、お礼の品は何とも思わないから不思議・・・。