昨年、知人のライターさんから「書籍の制作をお手伝いしないか」と話をいただき、
原稿をお持ちであるということで、それならと引き受けた

一度は自費出版され、総仕上げに2冊目を考えておられた
拝見した原稿は素晴らしく、手を入れるところなどほぼなかった
足りない部分を追記してもらい、資料を預かり、修正、打ち合わせ、修正を重ね・・・

いつしか通うのが楽しくなってきて・・・

完成はうれしいのだけれど、完成するともうお会いできないかと思うと一抹の寂しさ
本を巡って本音でああでもないこうでもないと会話したことが、
まだ完成していないうちから懐かしく・・・

いつの間にか著者と編集者ではなく
同じ、文章を書く仲間のように(勝手に)感じて
こんなご縁をいただいて、かつお金もいただくなんて!!
なんとありがたいお仕事だっただろう・・・

伺えばいつもスリッパが揃えてあり、
お茶にお菓子に、時にはお弁当まで!
飼っておられた猫ちゃんは一度だけ見ることができた(次に伺ったら天国へ行っていました)
お気遣いたっぷりのひとときは、私のほうこそありがとうございますと言いたい


お子さんの話、ご家族やお友達、著者さまの人生・・・
どれもかけがえのないひとときで
本を制作するというのは、こんな感動があるんだなーと実感
今までさんざん走り抜けてきたけれど、
これからはじっくり丁寧に仕事に向き合って、心の通う仕事ができたらいいなーと思うようになったのも、この著者さまとの出会いのせいか

私は子どものころから、本が大好きだったのだし、
最後まで本と関わっていけたら幸せかもしれない・・・


そう思って、月末に、自分史講座に行ってみることにした!